米国株のトリセツ

配当・分配金の入口

「配当」で調べに来た方へ。いつ入るのか、どう受け取るのか、受け取ったらどうするのか。
配当・分配金の迷いどころを、投資1年目がつまずく順に並べました。今の自分に近い章から開いてください。

配当の迷いどころの地図(記事13本)

全部読む必要はないですよ。迷っているところだけで十分です。

① 配当って何? なんで出るの?

配当・分配金のそもそも。会社やファンドが、なぜお金を配るのか。

この章の記事は準備中です。できたらここに並びます。

    ② どうやったらもらえる? いつ入る?

    権利落ち日、支払日、口座に入る日。ここが分かると、待つのが不安でなくなります。

    • 配当の権利落ち日、前に買えば得する?米国株・米国ETFの配当をもらう条件は「権利落ち日の現地前営業日までに買って、その日の取引終了時点で持っていること」です(SBI証券)。ただし公式のQ&Aでは、直前に買っても「どちらが得ということはありません」。配った分だけファンドの中身が減るからです(野村アセットマネジメント)。しかも2024年5月28日から米国現地の受け渡しがT+1になり、米国現地では権利落ち日と権利確定日が同じ日になりました(楽天証券・国内受渡日は従来どおり)。「2営業日前まで」で止まっている説明との違いも書きました。
    • 海外ETFの分配金は自動で再投資される?VYMなど海外ETFの分配金は、楽天証券では自動で再投資されません(公式案内は「口座に入金」とだけ書いています)。ただし「ETFだから無理」ではなく、マネックス証券には米国株配当金再投資という自動のサービスがあります。自分で買い直すときに知っておきたい3つ——NISA(成長投資枠)の年間投資枠を新たに使う/米国株式は米国で先に10%引かれる/1株の値段に届かないと買えない——を公式の資料で確かめました。100万円ぶんのVYMだと、1株買えるまで5回ぶん・約1年3か月です。

    ③ どのくらいもらえる?(手取りと税金)

    米国株の配当は、NISAでも米国側で引かれます。手取りの計算と、戻る・戻らないの線引きです。

    • 米国株の配当、手取りはいくら?米国株の配当には米国と日本で二重に税金がかかります。配当10万円が手取りいくらになるかを実際に計算し、NISA口座での注意点と外国税額控除の使いどころを整理します。
    • NISAでも米国の10%は引かれる?NISAは「税金ゼロ」と言われますが、非課税になるのは日本の税金だけです。米国株の配当は現地で10%引かれ、それはオルカンやS&P500の投資信託の中でも同じです。しかも二重課税調整はNISA口座が対象外、外国税額控除もNISAでは使えません(楽天証券・日本取引所グループ)。取り戻せない理由を出典つきで確かめ、それでも器を乗り換えなくていい理由を3つ書きました。

    ④ 何に投資したらもらえる? 高配当のほうがいい?

    高配当ファンドやETFの話題を見て、乗り換えたくなったときの記事です。ほとんどは「今のままでOK」で終わります。

    • オルカン高配当は買うべき?今のオルカンから乗り換える?2026年9月30日に設定される「オルカン高配当」は、今のオルカンとは追う指数も信託報酬(年0.165%以内)も別物。年4回の分配金は資産の一部を払い出す仕組みで、育てる段階の人が乗り換える理由はありません。運用会社の公式資料をもとに、迷いどころの既定解と、逆に向いている人を整理します。
    • 成長投資枠は高配当ETFとインデックス、どっち?つみたて投資枠が埋まったあと、成長投資枠で高配当ETFに切り替えるべきか迷う人向け。iShares公式の利回り・経費率でIVV(S&P500)とHDV(高配当)を比べ、NISAでは取り戻せない米国源泉税10%が年いくらになるかを計算します。取り崩しが10年以上先なら「インデックスのまま」が既定解になる理由3つと、逆に高配当を選んでいい3条件つき。
    • 高配当ETFはVYM・HDV・SPYDどれ?米国の高配当ETFで名前の挙がるVYM・HDV・SPYDを、運用会社の公式データだけで並べました。3本は同じ商品の値段違いではありません。連動する指数が3つとも別で、対象になる会社の数は566と75。SPYDは不動産が24.25%、VYMの対象指数はREITを除きます。経費率0.04%・0.07%・0.08%の差を金額に直したうえで、比べる順番を整理します。
    • 毎月分配型はNISAで買えない毎月お金が振り込まれる投資信託は、NISAのつみたて投資枠でも成長投資枠でも買えません。除外されていることは制度の要件にはっきり書いてあります(日本証券業協会)。分配金には「増えた分」と「自分が出したお金が戻っただけ」の2つが混ざるしくみを、資産運用業協会の数字の例で確かめました。そのうえで、持っている投資信託から「毎月受け取る」を作る方法まで、公式の情報だけで整理します。

    ⑤ 再投資型と受取型、どっち?(受け取り方の設定)

    再投資型か受取型か、株式数比例配分方式とは何か、円かドルか。設定は1回で済みます。

    • オルカンの分配金は再投資型と受取型どっち?答えは再投資型です。ただし前提として、オルカンの分配金実績は設定来0円。今のところどちらを選んでも口座に入る額は同じで、しかもあとから無料で変更できます。0円が続いている理由(運用報告書の「原則として分配を抑制する方針」)と、受取型が合う人・合わない人を出典つきで整理します。
    • NISAの配当金、どっちで受け取る?NISAで日本の株やETFの配当を非課税にできるのは「株式数比例配分方式」だけです。銀行で受け取る設定のままだと20.315%引かれます(日本証券業協会)。高配当株100万円分・利回り3%なら年6,094円。変更は配当の基準日までに必要で、楽天証券は受付完了まで3〜4営業日。米国株の配当にはこの設定が関係ない理由も分けて書きました。
    • 米国株の配当は円で受け取る?ドルで受け取る?米国株の配当金は「円貨で受取り」と「外貨(米ドル)で受取り」を選べます。何も設定していない人はドル受取のまま。円受取の為替手数料(1ドル25銭=配当1万円あたり約16円)と、ドルのまま貯めて後で円に替えたときの雑所得を公式ソースで整理し、どちらを選ぶかの既定解を示します。
    • 投資信託の「再投資型」を選べばNISA枠は減らない?投資信託の分配金を再投資すると、その分もNISAの年間投資枠を使います(日本証券業協会Q&Aの例つきで確認)。それでも多くの積立勢に影響がない理由と、自分のファンドで確認すべき1点を整理します。

    ⑥ 受け取ったあと、どうする? どう管理する?

    使い道は3つ。育てる段階なら、そのまま買い増しに回すのが既定解です。

    この章の記事は準備中です。できたらここに並びます。

      ⑦ 老後は配当で暮らす? 取り崩す?

      出口の話。配当で受け取るのと、売って取り崩すのは何が違うのか。

      • 老後の生活費は取り崩し?配当?老後の生活費を、積み立てた投資信託を取り崩して作るか、高配当の株やETFの配当でもらうか。国内の上場株式等や国内籍の投資信託をNISAで持つ場合、公式の説明では配当等も譲渡益も非課税で、日本の税金の差はありません(国税庁No.1535)。ただし米国株の配当は米国側で10%が源泉徴収されます。差が出るのは特定口座に出てからで、含み益が4割の場合の筆者試算では、年12万円を作るとき取り崩しのほうが手取りが約1万4,600円多くなります。計算の前提と、それでも配当を選んでいい人を出典つきでまとめました。

      配当以外の迷いどころははじめての方へに、積立を始めてからの時間の順で並べています。