積立の設定画面に「ボーナス設定」っていうのがあって。冬のボーナスも入れたほうがいいのかなって、そこで手が止まっちゃいました。
その「入れたほうがいいのかな」って、どういう感じ?
みんな使ってるのに、自分だけ設定しないのは損してる気がして。でも、いくらにすればいいかも分からなくて。
結論から言うと、今は空欄のままでいいよ。ボーナス設定は、あくまで「予約」みたいなもの。使わなくても不利になることはないから、安心して。ボーナスが出てから決めても、ちゃんと間に合うよ(成長投資枠が空いていればね)。
この記事を読むと、自分はボーナス設定を使うべきか、使わなくていいかが分かります。 冬のボーナスの前に、いっしょに見ておきましょう。
1年目は、ボーナス設定を使わなくていい
ボーナス設定は、指定した月だけ、積立の額を増やせるしくみです。 楽天証券の公式ページでは、毎月の積立に加えて「年2回までボーナス月のご指定が可能です」とされています(楽天証券「投信積立 概要」より・2026年10月14日確認)。
便利なしくみです。 でも、1年目なら使わなくて大丈夫。理由は3つあります。
額が分からないうちに、約束することになるから
ボーナス設定は、ボーナスが出る前に、「この月はいくら上乗せする」と決めておくものです(締め切りは引き落とし方法で違います)。
でも、1年目は、自分のボーナスが毎年どのくらい出るのか、まだつかめていないことが多いですよね。 会社の業績で増えることもあれば、減ることもあります。
額が読めないお金を、先に予約しておく。 ここが、1年目には少し早いと私は思います。
その前に、埋めたい場所があるから
ボーナスは、家計の穴を埋めるのにも使いやすいお金です。
急な病気や失業に備える生活防衛資金。 車検や帰省のような、年に数回来る特別費。 この2つがまだ足りないなら、ボーナスはまずそこへ回すのも1つの考え方です。あとで積立を売らずに済みやすくなります。
特別費をいくら分けておけばいいかは、特別費の積立はいくら?で計算のしかたをまとめています。
出てからでも、入れる方法はあるから
ボーナス設定を使わなくても、ボーナスが出たあとに、NISAの成長投資枠で投資信託を買う方法もあります(同じ商品が成長投資枠の対象かは、証券会社の商品ページで確かめてください)。
金融庁のNISA特設ウェブサイトにも、つみたて投資枠で積立を続けながら、成長投資枠で一括投資することも可能になった、と書かれています(例として挙げられているのは個別銘柄への一括投資です。金融庁 NISA特設ウェブサイト「NISAを知る」より・2026年10月14日確認)。
つまり、成長投資枠が残っていれば、ボーナスの額を見てから決めても、遅くないんです。 入れるなら一度にか、何回かに分けるか。そこで迷ったら、まとまったお金、一括と分割どっち?を読んでみてください。
なんだ、出てから考えてもいいんですね。ちょっとホッとしました。
楽天カードで積み立てている人は、ボーナス設定ができない(楽天証券)
「ボーナス設定、どこにもない」「できない」と困っている人は、まず引き落とし方法を見てみてください。
楽天証券の操作ガイドには、ボーナス設定ができない場合がはっきり書かれています(楽天証券「積立設定 操作ガイド(NISAつみたて投資枠)」より・2026年10月14日確認)。
楽天証券でボーナス設定ができない場合
- 引き落とし方法が楽天カードクレジット決済
- 引き落とし方法が楽天ペイ残高
- 職場つみたてNISA(給与引落)
- 積立の頻度が毎日
カード積立でポイントをもらっている人は、けっこう多いと思います。 その場合、ボーナス設定の欄が使えないのは、操作をまちがえたからではありません。そういうしくみなんです。
カードの人でも、年末の「使い切り設定」なら上乗せできる
ただ、カードで積み立てている人にも、つみたて投資枠に上乗せする道が1つあります。 楽天証券の「NISAつみたて投資枠使い切り設定」です。
公式ページでは「引落方法に関わらず設定が可能です」とされています(楽天証券「NISAつみたて投資枠使い切り設定」より・2026年10月14日確認)。
使い切り設定のポイント(楽天証券)
- 注文は12月18日に1回だけ(休業日なら翌営業日)
- 設定できるのは12月17日まで
- 上乗せ分は証券口座からの引き落とし。前の営業日までにお金を用意しておく
- 上乗せできるのは、年120万円から、使った分と使う予定の分を引いた残りまで
ボーナス設定とちがって、冬のボーナスが出たあとに決められるのがいいところです。 入金が足りないと注文はエラーになるので、そこだけ気をつけてください。
カードのまま続けて、ボーナスは出てから「使い切り設定」か成長投資枠で考える。 そういう選び方もあります。
他の証券会社でも、引き落とし方法によって使えるかどうかが違うことがあります。 使っている証券会社の画面か、ヘルプで確かめてください。
使うなら、2つがそろってから
ボーナス設定が向いているのは、次の2つがそろっている人です。
ボーナスの額が、毎年ほぼ同じ
毎年だいたい同じ額が出ると分かっていれば、先に予約しても困りません。 入れ忘れも防げるので、ここはボーナス設定のいいところです。
生活防衛資金と特別費が、もう別にある
この2つがすでに預金で分けてあれば、ボーナスの一部を積立に回しても、家計の穴があきにくくなります。
枠の計算:毎月10万円なら、上乗せの余地はない
もう1つ、数字で見ておきたいところがあります。
つみたて投資枠で買えるのは、1年で120万円までです(金融庁 NISA特設ウェブサイト)。 毎月の額とボーナス月の上乗せを足して、この中に収めることになります(18歳以上の口座の場合)。
| 毎月の積立額 | 12か月の合計 | ボーナス月に上乗せできる残り |
|---|---|---|
| 3万円 | 36万円 | 84万円 |
| 5万円 | 60万円 | 60万円 |
| 10万円 | 120万円 | 0円 |
毎月10万円を積み立てている人は、12か月で120万円。 ボーナス設定を足す余地は、つみたて投資枠の中にはもうないんですよね。
その場合、ボーナスを入れたいなら成長投資枠(年240万円まで)の出番です。 表は「枠がいくら残るか」の計算で、ボーナス設定1回で入れられる額とは別の話です。
私は月3万円だから、枠はまだ余ってるんだ。でも、余ってるから埋めなきゃ、ってわけじゃないんですよね?
そう。枠は「ここまで使っていい」の上限であって、ノルマじゃないよ。使い切れない年があっても大丈夫なんだ。
その年の枠を使い切れなかったときの考え方は、NISAの枠、使い切れないのはもったいない?にまとめています。
私は、毎月の額を一定にしている
ここは私の話です。
私は、毎月の積立額を一定にしています。 額は、生活費の余りを見ながら、なるべく多く入れるようにしています。
私が気にしているのは、「ボーナス月に多く入れるか」よりも、毎月の額を、売らずに続けられる額にしておくことです。 積立を始めたころ、下落に焦って全部売ってしまったことがあるので、ここだけはずっと変えていません。
正直、ボーナス設定を使うかどうかより、もっと大事なことがあると私は感じています。 それは、毎月の積立を止めないことなんだよね。
まとめ:ボーナス設定は、空欄のままでいい
- 1年目は、ボーナス設定を使わなくていい
- ボーナスは出てから、成長投資枠で入れるか決めても間に合う(枠が残っていれば)
- 楽天証券では、楽天カード・楽天ペイ・職場つみたてNISA・毎日積立だとボーナス設定はできない(年末の「使い切り設定」はカードの人も使える)
- つみたて投資枠は年120万円まで。毎月10万円なら上乗せの余地はない
- 使うなら「額が毎年ほぼ同じ」「生活防衛資金と特別費が別にある」がそろってから
今日やるのは1つだけです。 積立設定の画面で、自分の引き落とし方法を1回だけ見ておく。 カードなのか、証券口座なのか。それが分かれば、ボーナス設定を使えるかどうかも分かります。
ボーナス設定は、使わなくても制度の上で不利になるしくみじゃなかったね。今日はここまで。焦らずいきましょう。
