「来週はFOMC」ってよく見るんですけど、正直なにが決まる会議なのか分かってません…。S&P500の積立に関係ありますか?
FOMCはアメリカの「金利」を決める会議。株価の背景で一番大きな力が金利だから、市場はこの会議に注目するんだ。ただ、先に言っておくと──積立勢がFOMCに合わせてやるべきことは、やっぱり「何もしない」。理由も含めて、この保存版で整理しておこう。
この記事でわかること
- FOMCとは何か・年に何回・次はいつか
- 結果発表は日本時間の何時か(夜中です)
- 見るべき3つのポイント(政策金利・ドットチャート・議長会見)
- 利上げ・利下げのニュースに積立勢はどう向き合うか(既定解)
次回の開催日
次回のFOMC
2026年7月28日(火)〜29日(水)(米国時間)
結果の発表は2日目の米国東部時間14:00=日本時間 7月30日(木)午前3:00、議長会見は3:30から(米国夏時間の場合)。
※このページは会合のたびに次回日程へ更新しています(最終更新: 2026-07-17)。年間日程はFRB公式カレンダーで確認できます。2026年の残り日程は 7/28-29・9/15-16・10/27-28・12/8-9 です。
FOMCとは・なぜ株が動くのか
FOMC(連邦公開市場委員会)は、アメリカの中央銀行にあたるFRBが政策金利を決める会議で、年8回開かれます。執筆時点(2026年7月)の政策金利は3.50〜3.75%に据え置かれています。
金利が株に効く理由はシンプルです。
| ルート | 何が起きるか |
|---|---|
| 企業への影響 | 金利が高い=借入コストが増える → 利益を圧迫しやすい |
| 投資家の選択 | 金利が高い=債券や預金でもそこそこ増える → 株のリスクを取る魅力が相対的に下がる |
だから市場は「今回上げるか・下げるか」だけでなく、**「この先どうするつもりか」**まで読み取ろうとします。それが次の3つのポイントです。
見るのは3つだけ
FOMCで見る3つのポイント
- ① 政策金利の決定 ── 上げた・下げた・据え置いた。ただし事前予想どおりなら市場はほぼ動きません
- ② ドットチャート ── 委員たちが「金利は今後こうなる」と予想した点の分布。年4回(3月・6月・9月・12月)の会合でのみ公表され、「先行き」を映すのでサプライズの主役になりやすい
- ③ 議長会見 ── 声明発表の30分後。ウォーシュ議長の言葉のニュアンス(インフレへの強気・弱気)で相場が動くことがあります
夜中の3時…。起きて見たほうがいいんですか?
寝てて大丈夫(笑)。翌朝に結果と市場の反応をまとめて見れば十分だよ。むしろ夜中の乱高下を見てると余計な売買をしたくなるから、積立勢には「寝て待つ」が合理的なんだ。
積立勢の既定解
既定解:FOMCの結果で積立の設定は変えない
理由は3つです。
- 金利の先読みはプロ同士の勝負だから ── 会合前の市場価格には、すでに大方の予想が織り込まれています。個人が後出しで動いても有利になりません
- 利上げ局面も利下げ局面も含めて長期リターンだから ── S&P500の長期成長は、何度もの利上げ・利下げサイクルを通り抜けた結果です
- 「据え置き」が続く局面では特に、動く理由がないから ── 方針が変わらないのに積立方針を変えるのは、手数と迷いを増やすだけです
例外は、近い将来に使う予定のお金まで投資に回している場合。金利イベントに関係なく、そのお金は先に現金へ戻す検討をしてください。
ニュースの見出しに注意
FOMC翌日は「タカ派」「ハト派」という言葉が飛び交います。タカ派=金融引き締め(金利高め)寄り、ハト派=緩和(金利低め)寄り、という意味を知っておくだけで、見出しに振り回されにくくなります。
まとめ
まとめ:FOMCの見方3点
- 年8回。結果は日本時間の深夜3:00(冬は4:00)、寝て待って翌朝確認でOK
- 見るのは「金利の決定・ドットチャート・議長会見」の3つ
- 積立勢の既定解は「設定を変えない」。据え置き局面ではなおさら
FOMCの判断材料になる物価指標がCPIです。セットで読むと、金利ニュースの流れが一本につながります。
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。