「今夜はCPIの発表があるから荒れる」ってXで見ました。S&P500を積み立ててる私、発表の前に何かしたほうがいいんでしょうか…?
結論から言うと、積立をしている人は何もしなくていい。ただ「何の数字で、なぜ株が動くのか」を一度分かっておくと、発表のたびに不安にならなくて済むよ。このページはCPIのたびに使い回せる保存版として作ったから、ブックマークしておいてね。
この記事でわかること
- CPIが何時に発表されるか(日本時間)と次回の日程
- 見るべき数字は2つだけ(総合CPIとコアCPI)
- なぜCPIで株価が動くのか(金利とのつながり)
- 積立勢は発表前後に何をすべきか(既定解)
次回の発表日
次回のCPI発表
2026年8月12日(水)日本時間 21:30(2026年7月分)
※このページは発表のたびに次回日程へ更新しています(最終更新: 2026-07-17)。年間の公式日程は米労働統計局(BLS)の発表スケジュールで確認できます。
CPIとは何か・何時に出るのか
CPI(Consumer Price Index=消費者物価指数)は、アメリカのモノやサービスの値段が1年前と比べてどれだけ上がったかを示す統計です。発表するのは米労働統計局(BLS)で、毎月1回、前月分が発表されます。
発表時刻はいつも米国東部時間の朝8時30分。日本時間に直すと次のとおりです。
| 時期 | 日本時間 |
|---|---|
| 3月中旬〜11月上旬(米国夏時間) | 21:30 |
| 11月上旬〜3月中旬(米国冬時間) | 22:30 |
夜の9時半なんですね。それで寝る前のXが騒がしいのか…。
見るのは2つの数字だけ
CPIのニュースにはたくさんの数字が出てきますが、市場が注目しているのは実質2つです。
CPIで見る2つの数字
- 総合CPI(前年比) ── 全部込みの物価上昇率。ニュースの見出しになる数字
- コアCPI(前年比) ── 値動きの激しい食品とエネルギーを除いた物価上昇率。FRB(米国の中央銀行)が重視するのはこちら
そして大事なのは数字そのものより、「市場予想と比べてどうだったか」です。予想どおりなら大きくは動かず、予想から外れると株価が動きます。
なぜCPIで株価が動くのか
CPIが株を動かす理由は、間に金利がはさまっているからです。流れはこうです。
| 順番 | 何が起きるか |
|---|---|
| 1 | CPIが予想より高い(=インフレがしぶとい) |
| 2 | FRBが「金利を高いまま維持しそうだ」と市場が考える |
| 3 | 金利が高いと、企業の借入コストが増え、株の相対的な魅力が下がる |
| 4 | 株価(特に成長株)が下がりやすくなる |
逆に、CPIが予想より低ければ「利下げが近づいた」と受け止められて、株には追い風になりやすい。つまりCPIは「物価の統計」であると同時に、FRBの次の一手を占う材料として売買されているわけです。
じゃあ、予想より高そうなら発表前に売っておくとか…?
それはおすすめしないな。結果を当てるのはプロでも難しいし、当てても「予想どおりすぎて逆に動かない」なんてこともよくある。発表をまたいだ短期売買は、積立勢が戦う場所じゃないんだ。
積立勢の既定解
既定解:CPIの発表前後に、積立勢は何もしなくていい
理由は3つです。
- 積立はイベントを織り込む仕組みだから ── 毎月決まった日に買う時間分散は、CPIの上振れも下振れも長期ではならしてくれます
- 結果を当てる勝負はプロの土俵だから ── 発表直後の乱高下は機関投資家とアルゴリズムの世界。個人が事前に動いて勝ち続けるのは困難です
- 下がったら次の買付で多く買えるから ── 積立を続ける人にとって、下落は「同じ金額でより多くの口数を買える月」でもあります
ただし例外もあります。生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)を崩して積立している人は、イベントに関係なく積立額の見直しを先にしてください。
発表直後の注意
発表直後の30分〜1時間は値動きが荒く、速報の見出しも「急落」「急騰」と強い言葉になりがちです。見出しだけで判断せず、翌朝に落ち着いた解説を読むくらいの距離感がちょうどいいです。当ブログでも大きな動きがあった翌朝に整理記事を出します。
まとめ
まとめ:CPIの見方3点
- 発表は毎月1回、日本時間21:30(冬は22:30)。次回は上の「次回の発表日」を確認
- 見るのは総合CPIとコアCPIの前年比、そして「予想との差」
- 積立勢の既定解は「何もしない」。下落は次の買付の味方
FRBがこのCPIをどう金利に反映するのかは、次の記事で整理しています。
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。