※本記事にアフィリエイト広告リンクは含まれていません(2026年7月13日時点)。制度の詳細は必ず金融庁 NISA特設ウェブサイトでご確認ください。
注文画面の「口座区分」で手が止まりました…。NISAと特定、どっちを選べばいいんですか?
いい質問。結論から言うと、長く持つつもりの買いならNISA(成長投資枠)が基本。ただし「特定のほうがいい場面」も確かにあるから、この記事で判断のものさしを渡すね。
この記事でわかること
- NISA成長投資枠と特定口座の違い(何が非課税で、何ができないか)
- どちらで買うか迷ったときの「既定解」
- 特定口座をあえて選ぶ3つの場面
まず前提:2つの口座は「税金の扱い」が違うだけ
買える米国株や手数料は、どちらの口座区分でも同じです。違うのは利益にかかる税金の扱いだけ。
| NISA(成長投資枠) | 特定口座(源泉徴収あり) | |
|---|---|---|
| 売却益・配当への国内課税 | 非課税 | 20.315%(所得税等15.315%+住民税5%) |
| 年間の投資枠 | 240万円まで | 上限なし |
| 生涯の非課税枠 | 1,800万円(成長投資枠はうち1,200万円まで) | — |
| 損益通算・損失の繰越 | できない | できる |
| 確定申告 | 不要 | 原則不要(源泉徴収ありの場合) |
※税率・制度は金融庁 NISA特設ウェブサイトおよび国税庁タックスアンサー No.1463より(2026年7月時点)。
非課税って、具体的にどれくらい違うんですか?
ざっくり言うと、利益の約2割が手元に残るかどうかの差。10万円の売却益なら、特定口座では約2万円が税金になるけど、NISAならまるごと10万円。長期で増えるほど、この差は大きく効いてくるよ。
迷ったときの既定解
迷いどころの既定解(これでOK)
- 長く持つつもりの米国株・ETF → NISA(成長投資枠)。非課税の恩恵は保有期間が長いほど大きい
- NISAの年間枠(240万円)を使い切ったら → 特定口座
- 順番は「NISAから先に埋める」。特定口座から先に使う理由は、次章の3つの場面に当てはまる人だけ
あえて特定口座を選ぶ3つの場面
場面1:短期で売るかもしれない買い
NISAの非課税枠は、売却すると翌年まで復活しません(復活するのは翌年・簿価ベース)。数週間〜数ヶ月で手放す可能性がある買いに貴重な枠を使うのはもったいない、という考え方ができます。
場面2:損益通算を使いたい
特定口座なら、A株の利益とB株の損失を相殺(損益通算)でき、引き切れない損失は翌年以降3年間繰り越せます。NISAの損失は税務上「なかったこと」になるため、この仕組みが使えません。個別株を何銘柄も売買する人ほど、この差が効きます。
場面3:生涯枠1,800万円の使い道を計画している
生涯の非課税枠には上限があります。「枠は将来のインデックス積立に温存して、試し買いの個別株は特定で」という配分も、ひとつの合理的な判断です。
まとめ
まとめ:口座区分の使い分け
- 長期保有の買いはNISA成長投資枠が基本(利益の約2割の差)
- 短期売買・損益通算を使いたい・枠を温存したい——この3つの場面だけ特定口座
- 順番は「NISAから先に埋める」でOK
口座区分が決められたら、あとは注文するだけです。実際の注文画面の操作は、次のステップの手順書でどうぞ。
※当記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。税制は変更されることがあります。個別の税務は税務署または税理士にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。